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そんな昔の幼い記憶を思い出していると雨がどんどんこっちに入ってきているのに気付く。
まだ止みそうにもないしこのままここにいても雨が入ってきて濡れるだけだから違う所で雨宿りするしかないか。
あたしは、雨宿りしていた場所から出て小走りで雨宿りに良さそうな場所を探す。
開店しているお店はいくつかあったけど雨が止むまで長居できそうなお店はなく諦めてどんどん先へ進む。
すると誰もいない大きな公園が目に入り雨宿りにちょうど良さそうな広い屋根が付いているベンチを見つけそこで雨宿りをすることにした。
屋根付きのベンチに着きあたしはため息をついてカバンからハンカチを取り出し服や顔を拭く。

