あたしは、お風呂から上がって最低男が寝ている寝室に向かった。





まだ、治ってないから結局あたしが見ないといけない。







薄暗い部屋を見渡すとベッドの上には、寝息をたてながら寝ている最低男の姿があった。







ちゃんと、寝てる……






あたしは、ベッドの側まで来て冷たくひんやりした床に座る。





「こんな、生活続けてたら体が壊れちゃうよ」








夜遅くまで仕事して、ご飯もバランス良くないし……






そんなの、ほっといたら……









また、あたしがコイツの面倒を見なくちゃいけないじゃん!?







そんなの、ごめんだ。






だったら、あたしが栄養を考えたご飯を
作った方が良い。


 





うん、その方がマシだ。 
 






そんな、付き合いたてのカップルみたいなことを考えながら温かくなったタオルを取り冷えた水に濡らしてオデコに再び置いた。