・・・うるさいなぁ、と思っていると・・・
「すいません。静かにしてもらえますか?
先生の声が聞こえないじゃないですか。」
と、ハッキリした声で言った少女がいた。
名前は・・・真田さん。
下の名前は知らないけど・・・・
真田さんの注意で、周りは静かになった。
へぇ・・・・すごい、真田さん。
怖いものなしじゃーん・・・
と思ったのもつかの間、男子に喋りかけられると
震えて、「は、はいっ」なんてカタコトな返事。
・・・あの子は男子が苦手なんだな。
あたしはそう確信した。
小学校の低学年の時はあたしもそんな風だったし・・・
そう思いながら先生の話を聞き始めた。
その間親の人達は黙ってくれていて、真田さんはすごいなぁ・・・と
すこし尊敬してしまうほどだった。
・・・あの子本当に同い年なのかなぁ・・・
そう思い始めてしまった。
アホなコトを考えている間に、いつの間にか先生の話は終わっていて、
皆はどこかに行こうとしてる最中だった。
どこへ行くんだろうと思っていると、春菜が教えてくれた。
「全然話聞いてなかったの!?もー・・・
今から、家庭科室にあたしらの教科書取りに行くの!」
・・・・教科書。
どんな感じなんだろう・・・とワクワクしながら行って見ると・・・
・・・っ!?
びっくりするほど分厚かった。
辞書と同じくらいの分厚さだよ・・・・
しかもそれに伴い重い・・・。
階段を上るのはつらい・・・・
やっと運び終わったとき、皆の額には汗が浮かんでいた。
制服はウール素材で暑い・・・
あたしのところの制服はいまどき珍しいセーラー服だ。
六月までこれだし・・・絶対暑いよぉ・・・
「・・・ぇ。ねぇねぇ!」
ボーっとしていたから気付かなかった。
「・・・ん、何?」
「あのさ、あのプリント持ってきたぁ?」
隣の子が指さしてるのは、黄色いプリント。
「すいません。静かにしてもらえますか?
先生の声が聞こえないじゃないですか。」
と、ハッキリした声で言った少女がいた。
名前は・・・真田さん。
下の名前は知らないけど・・・・
真田さんの注意で、周りは静かになった。
へぇ・・・・すごい、真田さん。
怖いものなしじゃーん・・・
と思ったのもつかの間、男子に喋りかけられると
震えて、「は、はいっ」なんてカタコトな返事。
・・・あの子は男子が苦手なんだな。
あたしはそう確信した。
小学校の低学年の時はあたしもそんな風だったし・・・
そう思いながら先生の話を聞き始めた。
その間親の人達は黙ってくれていて、真田さんはすごいなぁ・・・と
すこし尊敬してしまうほどだった。
・・・あの子本当に同い年なのかなぁ・・・
そう思い始めてしまった。
アホなコトを考えている間に、いつの間にか先生の話は終わっていて、
皆はどこかに行こうとしてる最中だった。
どこへ行くんだろうと思っていると、春菜が教えてくれた。
「全然話聞いてなかったの!?もー・・・
今から、家庭科室にあたしらの教科書取りに行くの!」
・・・・教科書。
どんな感じなんだろう・・・とワクワクしながら行って見ると・・・
・・・っ!?
びっくりするほど分厚かった。
辞書と同じくらいの分厚さだよ・・・・
しかもそれに伴い重い・・・。
階段を上るのはつらい・・・・
やっと運び終わったとき、皆の額には汗が浮かんでいた。
制服はウール素材で暑い・・・
あたしのところの制服はいまどき珍しいセーラー服だ。
六月までこれだし・・・絶対暑いよぉ・・・
「・・・ぇ。ねぇねぇ!」
ボーっとしていたから気付かなかった。
「・・・ん、何?」
「あのさ、あのプリント持ってきたぁ?」
隣の子が指さしてるのは、黄色いプリント。


