日に一日中当たっていると体はほどよいダルさを感じる。



湯船に浸かりながら、今日の出来事を振り返る。



ああ、イメチェンしようかなぁなんて思いながら頭まで湯船に入れる。



と、一瞬にしてあの悪夢がヒナを襲い、急いで顔を出した。



ハァハァ・・・・・



心臓がバクバク言っている。




そう、私は水が少しこわい。



去年のあの日。



海は全然荒れていなかったのに。




一つの大きな波にのまれてしまった私はパニックになり、



そして溺れた。



運よく近くにいた人が私を助けてくれたらしい。



でも私が意識を取り戻した時、彼はもういなかった。




後で海に行った時にその人をたまたま見つけたリエが私に教えてくれた。



「あ、あの人だよ！！　ヒナの命救ってくれた人！」



私が視線を向けた先に居たのがあなた。



そしてあなたに一瞬のうちに惹かれた私。