真夏の海のシンデレラ

私は振り向かなくても分かった。



あの大きな腕を忘れるわけなんてなかった。



私は泣きながら震えていた。



前なら安心していた浩二の腕の中。



今はとてもこわくて・・・・



とても不安で・・・・・・・