時刻は五時。


私は既に着替え、海の家の前で彼を待っていた。



リエはついさっきまで一緒に待っていてくれた。



緊張がピークに達している。



いざデートってなったとしても、何を話せば良いかも分からない。




きっと、話す内容を決めていたって、段取り通りに進むはずがない。




そんな事を考えていると、



「お疲れ様で~す。 お先失礼しま~す」



と海の家の中から聞こえてきた。




ドキドキ・・・・



バクバク・・・・・