君が好き。



「ちょっと、はっ…春樹っっ!」



早いってば!



「お前、おそっ。足みじけぇんじゃねぇの?」




春樹はあたしをばかにしたように笑いながら言った。




「春樹が長いだけだよっ!」



「はいはい。で?どこいく?」



どこいく?って言われても………



「んーと。」



ドンっ



「あっ、すいませんっ。」



道路の真ん中に突っ立っていたからひとにぶつかった。



「何してんだよ。こっちこい。」



グイっ



「へっ??」



ぎゅっ



えっ?!