君が好き。




なんか……分かった気がする。



美咲はきっとあたしを利用したいんだ。



あたしが春樹と幼なじみだから。



「じゃ、あたし席つくね!」



美咲はお弁当を食べて上機嫌で席に戻った。



「よかったの?あれで。」



「いいの。」



「はぁ。そう。ま、奈々がいいんなら気にしないけど。」




美咲がいなくなった途端に


萌はあたしを心配してくれた。




優しいなあ。萌は。