「電話もでねぇし何?俺なんかした?」 春樹は息を整えながらネクタイを緩めた。 格好いい。 そんな些細なしぐさにもドキドキする。 だっ、だめだ、これじゃあまるで、春樹が好きみたいじゃん… 春樹はあたしのベッドに大きく座ってあたしを見てる。 「いや………そのっ………」 「何で先に帰った?」 「……………」 「なんか言えよっ!」 だって……… 告白現場見たからなんていったらバレちゃう。 バレたら春樹ともう幼なじみじゃいれない。 言えない。言えないよ。