君が好き。




ヒヤッ



あたしの背中に冷たい汗が流れた。



春樹くんって春樹だよね??



春樹………どうするんだろう。




「ごめん。」




「そっ………か。何でなのか教えてくれるかな?」




女の子の声が震えてる。



泣いてるんだ。



「好きなやつがいるから。」



静かな廊下に響いた春樹の声。



好きなやつ…………



いるんだ。