やっぱり入学式終わってた。

「ちょっとーみかーなんで入学式来ないのよー。」
「ゆいごめーん!迷っちゃって。」

彼女は佐藤ゆい。私とはちがって美人で大人っぽくて
それに彼氏がいる。そして私の唯一の親友!

「もーみか方向音痴だなー(笑)」
「で、でもイケメンに出会ったしーいいかなぁって!」
「えー誰?教えて教えて!」
「ダメーゆいにはダーリンがいるでしょ!」

「ぶぅー。まぁ私には愛しの匠がいるしー。」
「キーンコーンカーンコーン」

「あっ、授業が始まる。ゆいまたね!」
「じゃね!」

ガラガラ。「一年二組担任の斉藤忍です。よろしく」

担任男かぁー早く終わんないかなぁー



キーンコーンカーンコーン


「さよーならー」

「ゆい!帰ろ!」
「うん!」

あれ?校門の所に竜がいる。

「おーい。みかー」

私?でもこっちみてる。
「だれあのイケメン!みかのこと呼んでるよ!
みかチャンス!」

恥ずかしー。

「ちょっと行ってくるね!」




「ハァハァ。竜どうしたの?」
「いや、その、俺と付き合って」

はぁー?ちょっと待てよ。

「今なんて言った?」
「だから、俺と付き合って!」
「え?だって今日会ったばっかだしお互い知らないし。
てか、なんで私?」
「今日会った時から気になってたんだ。かわいいなぁって
俺みかなことなにも知らないけどこれからたくさん
話したりしていろいろ知りたいなぁって。」

「私でいいの?」
「おう。てかお前かいいんだ」
「じゃあよろしくお願いします。」
「みかおめでとう♪頑張ってね?」
「よろしくな!みか!」

なんか初めて告白されたしイケメンと軽く付き合うとか
言っちゃったし。私どうなる?まぁとにかく今は前向きになろう。