「この子だけど…」
「ふーん。」


琉菜をジロジロとみたあと風真は言った。


「ぶっちゃけコイツが可愛いって思うやつ。」


風真がそう言うと、クラスのほぼが手を挙げた。


「そりゃ好都合。あ、ありさと、龍斗はこっち派か?」
「あったりまえじゃん。性格も瀬菜ちゃんのが可愛いよ。」


この人達…。


「俺から見れば、瀬菜のが断然可愛いし、女子だよ。あと、瀬菜は俺が惚れた女だ。手出したらぶっ殺す。」


そう言うと、机に突っ伏した。


「瀬菜ちゃん!!友達にならない?」
「あ、うん!!」
「私、中川ありさ!!よろしくね。コイツは、皆川龍斗。あたしら2人共、風真の連れだから。」


ありさちゃんは可愛くて優しかった。
龍斗は、無口だけど、その中にも優しさがあった。