「ひゅーひゅー彩華ー。隣、二宮でしょ?どうなのどうなの!!」
休み時間になった瞬間親友の咲ちゃんが飛んできた。
「ど、どうって・・・さっきの私の事好きって話・・・多分違うと思うよ?」
「そんなことないよー。私ちゃんとこの耳で聞いたんだから!」
そんなはずないよ・・・。
「おい、東野!!レポート今日までって言ったよな!?早くもってこいよ!!」
「あ、ごめんなさい!えっーと。」
確か机の右の方にあったはず・・・あった!!!
「はい、どうぞおおお!!??」
ビタンッ。
見事にこけました。そして机にあった整理されたプリントまでも巻き込んでバラバラになって
床に落としました。
「おーまーえ!!なんでこんなとこでこけるんだよ!!」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」
「ホント東野ってどんくせーしおどおどしてんな!」
本当だよ、私。
何をやってもとろくってドジでツイテなくって・・・。
こんな私を二宮くんが好きになるわけがないよ・・・。