愛しい人~出逢いと道標~

トラックを見送り、ショッピングセンターの中をぶらついて待つことにした。


一時間後にまた来る


本当に入瀬は来るだろうか。



きっと、来るだろう・・・



その後はどういう行動を取るのだろうか。



他のドライバーを一緒に探してくれる?



自宅へと送り帰そうとする?



もしかしたら、家族に連絡して迎えに来るようにする?



それとも・・・



それだけは考えてはいけない、そんなことなど有り得ないと強く思い首を横に振る。

何故、入瀬はこんな私に優しくしてくれるのだろうか。

これだけ優しくされてしまうと、期待だけが大きくなり、自分でも抑えきれないくらいに欲張りになってしまう。



だけど、それらは全て私の頭の中だけで繰り広げられ、現実を悲しくしてしまうと知ってしまう、それでも今だけは頭の中の世界に身を置きたい。

悲しみが大きくなること承知の上で・・・