ぐったりする体を無理矢理起こして、これまたぐったりした口調でわたしは答えた。 「あなた誰なの。ここはどこなのよ」 「えぇ、いいですよ。ここは不思議の国。ビバルディ女王陛下が治める国です。ぼくはこの国の大臣をしています、白うさぎです」 「ていうか、なんでわたしの名前知ってるのよ」 「ふふ、質問ばかりですね」 「いいから答えなさい!」 いちいち腹の立つ言い回しをする男ーーー白うさぎに怒鳴った。 白うさぎは悪びれもせず、くすくすと笑いながら答える。