日本のある一軒家。

そこで一人の少年雷藤勇気(らいどうゆうき)は奇怪な夢をほぼ毎晩見ていた。

「リングはどこです？早く渡した方がいいと思いますがね～。」

雷藤の目の前にいる女はニヤリと口元を広げて笑った。その笑みは首筋がゾッとするような笑みだった。

「だ～か～ら！さっきから言ってるけど、俺はあんたが言ってるようなリングは持ってないから！！」と、
雷藤は手を上下に振りながら訴えた。

「そうですか。あくまで抵抗しますか。あなたもなかなか頑固ですね～。さっさと吐いてしまえばよかったものを、、、。仕方ありませんね。少し手荒なんですが、、、。これであなたも黙っていられない。」と女はいい、
両手を雷藤の方に向けた。

すると、雷藤の周りに大量の剣が浮いていた

「何だこれ？」

雷藤は首をかしげて宙に浮いている剣の中の一本に触れようとした。

その瞬間雷藤に向かって剣が襲ってきた。

「うわ！！ちょっと待て！俺が、、、俺が何したってんだよ！！」

雷藤は叫んだが剣は雷藤の全身に刺さった。

「うわーー！！！」

雷藤はベッドから転がり落ちて目が覚めた。

雷藤のベッドはべっとりと湿っていた。

「何だ！？寝小便か？・・・何だ寝汗か。またあの夢かよ、、、。」

雷藤はドライヤーで布団を乾かし生乾きのまま再び眠りについた。