出会い、あたしには関係ない話だと思っていた。
去年の春、いや、春と言うにはまだ肌寒い3月だった。

中学最後の日にあたしは振られた。
一年という長い時間を過ごしてきたのに



「ごめん、亜美もう別れよう。」


そう言われたときあたしは、何も言うことができず、固まっていた。


「お互い高校いったら、楽しくすごせたらいーなっ!じゃ、ばいばい…」
「……っ」


拓真がいったあと、涙が溢れてきた
それほど拓真がすきだったんだ


それからというものあまり、良い恋ができていない。