なんで栗山がここにいるの?
今日は雨が降ってたから、とっくの前に部活は終わったはず…
「な…なに?
どうしたの?」
状況が読み込めない…
「これ、誕生日プレゼント」
え…
目の前に差し出されたのは小さな袋。
「…ま、マジで?
あ…ありがとう」
言葉が見つからなかったからこんなことしか言えない。
「ねぇ、栗山、わざわざこのために待ってたの?」
靴をはきかえてる栗山に問いかける。
「あぁ…まぁな。
このこと、誰にも言うなよ?」
「えっ…
うん、わかった」
そのまま栗山は帰ったけど…さらに頭が混乱してる。
なんで、誕プレを?

