「ねね、ちょっと佳鈴ちゃんつれてっていい!? ほんのちょっとだから!!」 「いいよ~、でもすぐかえしてね!!」 「わかったよ!! じゃあ、ちょっときてっ、かりんちゃん♪」 「あっ・・・はい・・・」 え、なんでなんで!? 何も悪いことしてないんだけど・・・ 連れてかれたのは、階段の踊り場。 どうしよう・・・ 逃げるのもあれだし・・・ 一人で考えていると、陸上部の先輩が口をひらいた。