切ない。でも好き


ドキドキして落ち着かないまま、私はぼーっとしていた。
正確に言えばぼーっとしている・・・つもりだったのかも。

机の上のケータイが震えてメールを確認すると、やはり源光さんだった。

「じゃあ、風呂あがってからかけれたらかける」

ウソぉ!?
やばいことになってしまった・・・。

こうくるとは思わなかったな。
でもどこかで喜んでる自分が・・・いたりして。

無意識に、私は「わかったぁ、かけるときはメールしてね」
と返事をうっていた。