「わ、私のファーストキスは王子様のためにとっとくんですっ!」
そうだよ!
王子様に捧げるんだから!
「その王子様が俺だっていったら?
それに穂乃梨のファーストキスは、もう終わってる。
王子様とだよ!」
なんでこの人が私のファーストキスを知ってるの?
もう、頭がついていかない…
「なんで知ってるんですか?」
「穂乃梨のファーストキスの相手が俺だからだよ!」
はぃ?
じゃあ、龍ちゃんはこの人?
「よく意味がわからないんですけど…?」
「じゃあ、話すよ。
ほんとは穂乃梨に自力で思い出してもらいたかったんだけど…」
私とこの人が付き合っていたこと。
私が龍ちゃんと呼んでいたこと。
龍ちゃんに想いを寄せている未来という女の人のせいと安藤先輩って人と私がキスしたせいで別れたこと。
駅で未来って人と私が口論になり、線路に突き落とさせたこと。
線路に突き落とされて、電車に引かれたこと。
そして、今。
けど、龍ちゃんはファーストキスについては教えてくれなかった。
「そんなことがあったんですね…
ってか、ファーストキスについて教えてもらってないんですけど…
今の説明だと、私のファーストキスが龍ちゃんじゃなくて安藤先輩って人になっちゃいますけど…」
「穂乃梨のファーストキスは俺がもらったの!
これじゃダメ?」
「ダメです!」
「じゃあ、怒るなよ?」
「…はい」
「穂乃梨が寝てる時にキスした…」
(龍星side)
あーあ…
いっちまった…
寝込み襲ったんだから、怒るんだろうな…
何も言わない穂乃梨。
「………った」
「なんていった?」
「…よかった!
ファーストキスが龍ちゃんで!
けど、私が起きてる時にしてほしかったな…」
怒られると思ったから、ホッとした。
ってか、何可愛いこといっちゃっての?
そうだよ!
王子様に捧げるんだから!
「その王子様が俺だっていったら?
それに穂乃梨のファーストキスは、もう終わってる。
王子様とだよ!」
なんでこの人が私のファーストキスを知ってるの?
もう、頭がついていかない…
「なんで知ってるんですか?」
「穂乃梨のファーストキスの相手が俺だからだよ!」
はぃ?
じゃあ、龍ちゃんはこの人?
「よく意味がわからないんですけど…?」
「じゃあ、話すよ。
ほんとは穂乃梨に自力で思い出してもらいたかったんだけど…」
私とこの人が付き合っていたこと。
私が龍ちゃんと呼んでいたこと。
龍ちゃんに想いを寄せている未来という女の人のせいと安藤先輩って人と私がキスしたせいで別れたこと。
駅で未来って人と私が口論になり、線路に突き落とさせたこと。
線路に突き落とされて、電車に引かれたこと。
そして、今。
けど、龍ちゃんはファーストキスについては教えてくれなかった。
「そんなことがあったんですね…
ってか、ファーストキスについて教えてもらってないんですけど…
今の説明だと、私のファーストキスが龍ちゃんじゃなくて安藤先輩って人になっちゃいますけど…」
「穂乃梨のファーストキスは俺がもらったの!
これじゃダメ?」
「ダメです!」
「じゃあ、怒るなよ?」
「…はい」
「穂乃梨が寝てる時にキスした…」
(龍星side)
あーあ…
いっちまった…
寝込み襲ったんだから、怒るんだろうな…
何も言わない穂乃梨。
「………った」
「なんていった?」
「…よかった!
ファーストキスが龍ちゃんで!
けど、私が起きてる時にしてほしかったな…」
怒られると思ったから、ホッとした。
ってか、何可愛いこといっちゃっての?

