(穂乃梨Side)


電車に乗るのは、初めて。
だから、すっごく不安…
なんか、緊張する……

あっ、電車が来た。
ヤバい…お腹が痛くなってきた。

お腹の痛みを我慢しながら、電車に乗った…

乗った瞬間……
私の瞳は、彼を捕えた。

視力0.2の私にも見えるくらい特徴的だった。
髪形がねッ。

とあるアニメの孫悟空、いや、ベジータに似ていたから。


そんな彼は、私の推理上、彼の身長は、180cmはこえていると思われた。

そして、学ランを着ていたので、他校だと分かった。

その時、彼は、友達から『龍くん』と呼ばれていた。

私は、この時『ドラゴンボーイ』とあだ名をつけた。


これが、ドラゴンボーイと私の出会いだった。


(龍星Side)


今日から、1年が乗ってくるから、電車の人が多くなるのかぁ~

はぁ~

そんなことを思っていると、電車が駅に着いた。

プシュー

ドアが開いた。

俺は身長が人よりは高いから、すぐにその子を見つけた。

その子は、友達2人と乗ってきた。

見た目が、インパクト大。

身長は、平均的……
体系は……はっきりいってデブ…


チェックのスカートをはいていて、〇〇高の1年だと分かった。

俺は、この時その子に対して、そんなことしか思わなかった。


これが、俺とその子の出会いだった。