気がつけば、放課後。 「奈由。あたし、図書室で書くから、先帰ってて。裕太君のとこでも行ってきたら?」 「そっか。分かった。また明日!」 あたしは、そのまま図書室に行った。 ガラガラ... そこはやっぱり誰も居なかった。 図書室は、あたしが小説を書くのによく使う場所。 常に誰もいないし、静かだから。 自由に小説を書くことが出来る。 あたしにとって、最高の場所だ。