「あたし、聞いちゃったの...。修太くんの過去の恋愛。」
あたしがそう言うと、修太くんは一瞬顔を歪めた。
「何で?」
少し悲しそうな顔をして、修太くんは言う。
「昨日、修太くんの言った言葉がどうしても気になって...。佐々木君に聞いちゃったの。」
「そっか。」
修太くんは、どこか遠い目をしてる。
「ごめんね。勝手に聞いて。」
「いや、いいよ。」
お互い、そのまま何も言わなかった。
数分間のその沈黙を破ったのは、修太くんだった。
「ひどいよな。優しすぎてフラれるって。」
ハハハと悲しそうに笑いながら言った。
「だから俺、学校で喋らないんだ。本当の自分隠して。」

