胸が高鳴る。 顔が火照る。 汗とかも、すごいと思う。 「で、返事は?」 隆也君の少し困ったような、恥ずかしそうな顔が私を見つめる。 それだけでもうドキドキしてるのに、デートへ行ったらどうなってしまうのだろう。 「永愛?」 でも、私も隆也君と同じ気持ちです。 恥ずかしいけど、少し不安だけど、でも……。 「私も隆也君とデートがしたいですっ!!」 「―――――っっ!!!」 この気持ちが。 この熱が。 恋のはじまりを知らせる合図なんだね……。 【END】