「ねぇ...宮原クン...」


「なに...?天内さん」


泣き止んだ天内さんは
少し真剣な顔をしていた。


「アタシ...なんて言って
 京に別れを切り出せばいいか
 わからないの....」


あ、そっか...
浮かれてて忘れていた。
天内さんは一応京の彼女だ。


「お..俺もちゃんと相沢さんのこと
 お断りするから、がんばろ!!」


相沢さんと俺は
最悪な“遊びの関係”ってやつに近い
俺は愛もなく
相沢さん抱いちゃたし...



「相沢さんと...キス以上のこと
 したんだってね....」



「なんで...知ってるの..?」


「聞いた。本人から」



そう...なんだ....