「…っ…っ…。呼んで?一華って、呼んで?」


「…一華」


「友詞…!!」


ユウジ。


それが“彼”の名前。


ボクは友詞として一華先輩の唇をもらう。


「…ん…」


涙の味のキスは優しく、次第に激しくお互いを求め合う。


わかってる。


一華先輩の求めてるのは、友詞、ボクじゃ、ナイ。


それでもかまわない。


ボクは友詞として…。


キスを唇に、耳に、首元に這わせる。


抱きかかえベッドに降ろし、静かに一華先輩の服を脱がせていく。


「ア…友詞…!」


3年も待っていた友詞。


その3年分を愛そう、そう心に決めて、ボクは一華先輩を味わっていく。


胸も、お腹も、一華先輩の濡れた熱いナカも全て。


「一華…!」


「アァ…!友詞、モット…!」


一華先輩を突き動かして果てる、それを何度も繰り返した。