それからゲーセンで遊んだり、何かを食べたり、本屋などを回っていたらあっという間に夕方。

「そろそろ帰る?」

「あぁ」

「夕飯何にしよっかなー」

「なんでもいい」

「はいはい」

そんな他愛のない会話をしながら歩いていると、急に燈真が足を止めた。




「燈真?」




燈真を見ると、悔しそうな顔で下を向いていた。



なに……?


燈真の視線の先を見ようとすると、燈真があたしの腕をグッと掴んだ。


「行くぞ」

「え、ちょっ」


な、なにっ?


引っ張られ混乱していると、後ろから声が下。



「燈真?」





とう、ま??