翌日、あたしはいつもの時間に起きて、私服に着替えた。
年下だけど、男子と一緒にどっか行くなんて、恋愛未経験のあたしには初めてのこと。
かなり緊張してたり。
ってか、あいつの私服超気になるっ!!
正直、制服姿でもかなりカッコイイ。
私服も、相当なんだろーなー……。
だから、あたしも自分がもってる中でも一番女の子っぽい服を選んだつもり。
白いふんわりとしたワンピースに、水色の薄めのジンジャー。
隣歩いても恥ずかしくないようにしないと。
そんなことを考えなら朝食を作る。
ちょうど作り終わったところで、燈真が降りてきた。
「着替えんの早」
「だって面倒くさいじゃん」
「ふぅん。まぁ、いいけど」
燈真は「いただきます」と言って、朝食を食べ始めた。
……こいつ、まだ寝間着じゃん。
なんか……あたしだけはしゃいでるみたい。
恥ずかしい。

