……最悪。

結局、テスト当日、熱下がらなかったし。

まぁ、さすがに萩野も学校に行った。

だから、家には一人なわけで……。


「はぁ」


ため息をつきながら、ベッドで寝転がる。

もう、眠くないし……暇だなぁ。

こういうとき、あたし、どう過ごしてたっけ……。


頭痛くて勉強も手につかない。

お昼は、萩野がそれまでに帰ってきてくれるから、萩野が作ってくれるって言ってたし。



「……一人の方が良かった」



そしたら、いつもみたいに、我慢できた。

でも……今は、一人じゃないから。




だから、寂しいと、思ってしまう。