「水嶋に教えてもらえれば百人力だよね〜」
「……水嶋も大変だ」
「そりゃ、大変だろうけど……水嶋が教えてくれるって言ったんだし」
「そっちじゃない」
じゃあ……どっちよ。
そんなことを思ってると、英語の先生が教室に入ってきて、立っていた生徒が座っていく。
──キーン コーン カーン コーン
英語の授業が始まって、先生が黒板に文字を書いて行く。
さて……古典は水嶋くんに教えてもらうとして……。
他の教科はなんとかなるかな。
でも、まさかアイツが新入生代表なんて………。
さすがに予想外、ってか信じられない。
これはホントに二週間肩もみの可能性あり……?