学校が終わって、家に帰ればすでに萩野は帰ってきていた。
「ただいまー」
「腹減った。飯」
「……おかえりって言えないわけ?」
「ぁーおかえりおかえり。飯」
飯しか頭にないのか、お前は……ッ。
まぁいいや。
「あのさ、あんたって猫かぶり?」
「はぁ? 頭おかしくなった?」
「あのときあんたが言い返さなかったのが不思議だったの!!!」
「……あぁ。だったらそう言えよ。頭ワリーな」
こいつ……ッ。
ムカつくムカつくムカつく!!!
「ぁーそうですかそうですか!! 夕飯の準備しますよーだっ!!」
「泣きわめかれたって、こっちが迷惑なだけなんだよ」
え?
呟くようにそう言って、テレビのチャンネルを変えている萩野。

