「ぶっちゃけ、まだあの人のこと諦めなんてついてねーんだ。昨日のお前の言葉だって当たってるしっ」
燈真は苦笑いしながら、あたしの頭を優しく撫でる。
「図星さされてムカついて、女に手だすんだから、ガキだって思われて当然だよ」
「……ッ」
違う、違うんだよ。
あれは、あたしの本心じゃない。
「んで、お前のキモチ知って気まずくて、上手く喋れないわ、家に戻るわ……。ガキだわ、ほんと」
あのとき、様子が変だったのは……気まずかったの??
「なぁ、昨日の言葉と今の涙、俺どっち信じればいい?」
燈真の質問に、あたしの涙が溢れ出す。
「んなの、決まってんじゃん……ッ」
あたしは、思いっきり燈真の胸に飛びついた。
「あんたが好きで好きで、
めちゃくちゃ寂しいわッ、バカっ!!」

