翌日、あたしと燈真は別々でご飯を食べた。

最初はそうだったけど、話すようになってからは一緒じゃない方が少なくなっていた。

だから、別々でってのはかなり久しぶりで。


顔を合わせないようにしてたのは、あたしだけじゃない。

燈真も……わざと、顔を合わせないようにしてたと思う。


前にそういうのやめろって言ってたくせに。

結局は、お互いサマじゃん……なんて、子供みたいなことを考えてた。



だけど……今日家に帰ったら燈真は、もういない。

そう思うと、朝だけでも会っておけばと思った。