「でも、届かなくても、あたしは



好きになったことを、後悔なんて絶対しない」



このキモチが……間違いだなんて、絶対に思わない。


「……な、なにコイツ、チョーキモいんですけどっ。い、いこっ」

あたしを囲んでた女三人は、走って行ってしまった。


……スッキリ、したかな。

誰にも……言ってなかったから。


アイツが好きなこと。


……今ぐらい、いいよね。

これから我慢する分、いいでしょ。



「うっ、うぅ〜っ」


あたしはその場にしゃがみ込んで、たくさんの涙を流した。