『よく来るのよね、保健室に。よっぽどここのベッドが気に入ったみたいで』 『……俺が欲しいのは、結婚式の招待状なんかじゃねーんだよ』 知ってしまった。 彼の、本当の気持ち。 小さな、小さな、 彼の恋心。 ズキン……っ。 あたしは、笑い合ってる2人を見て、グッと唇を噛み締めた。