「学習班。松尾、長野。以上。給食班。宮原。平野。以上。」


他にも人はいたんだけどね。


「次は班の場所を決める。あみだでする。」


あ、あみだ・・・。


「あ、またここやん。ごめ~んww」


そういってうちの班の班長が帰ってきた。


「別にいいよww」

「あ、ここやん。」


そう長野が言ったのは、うちらの班のとなりだった。


「またとなりやんww」

「うんww」


そのころの私は、まだ彼に恋愛感情はなかった。


「それで!!」

「そこ!4人!うるさい!」


私たちはどの教科でも怒られる問題児となっていた。


ちなみに、私の前は平野聖。そして、斜め前は長野泰。


「気にしないww」

「そういえば・・・。ねぇ愛子は好きな人おらんの?」


ふと聖が聞いてきた。

ちなみに愛子は私の名前。


「い、いるよ?」

「え、誰!?」


そのとき私には違う好きな人がいたの。


「・・・長野・・。」

「うそぉ!!!」


聖は協力してくれるといってくれて、とても心強かった。



そんな毎日を過ごしていたある日。