―――はあ。

なんてことしちゃったんだろう……。

「待て、よ…」

ちょっと振り返ってみる。

追い掛けてきてるなんてこと……

「ない、よね…」

さすがにここまで来ないでしょ。

体制を戻す。

ここは廊下の端っこ。
辺りは薄暗い。

「はあああああ…」

お腹に直撃しちゃったよ…オゥノー!!

右手を水平にあの人のお腹にチョップしてしまったYO!★

YO!とか言ってる場合じゃないんだYO!


……落ち着け。