「きゃっほーいいい……ん?」

"どうしたの?"

「ごめ、」

"…?"

首を傾げるホッチカチちゃん。
いや首なんてないんだけれど。

「トイレえええ!!腹!死んでる!やべ!下半身が死んでる!やべ!」

"は、はやく!行ってこい!!"

「お、おっす!」

ガラッと教室のドアを乱暴に開け、私は15メートルはあるトイレまで走った。

一直線に10メートルほど走って右に曲がるとトイレが見える。