桜花火


「どーいう意味やっ!!
俺が老けてるとでも言いたいんか!!」


明らかに眉間にシワをよせて睨むその人。


「………、いや、大人っぽいという意味で」

「最初の間は何やねん!!」

「だはははは!!!」



こらいきれなくなったのか、佐伯くんは大声で笑い始めた。



するとその人は
「うるさいねん!」と巻き舌で怒鳴り、
佐伯くんの頭をバシィィッ!と叩いた。



叩かれることに慣れているのか、
佐伯くんは構わず笑い続ける。



「ホント小夜は誰と話しても漫才になるわね」


呆れたように奈々は笑う。


「私 お笑い芸人いけるかも!」

「いけへんわアホ!!」

「あーはっはっはっ!」

「お前もいい加減黙れや!!」


再度佐伯くんは頭をはたかれ、
少しヒーヒー言いながらも落ち着いた。







「あの……、さ」


私は佐伯くんに向かって話しかける。
(隣にいる人に話しかけたらまた怒鳴られそうなので)