桜花火


「俺って意外に存在感薄いんか、哉太」

「知らねぇよ」



私は現れたその顔を見た瞬間、
本日二度目の叫び声を上げる。



「あぁぁーーっ!!」



その場にいた2人が私の声にビクッと肩をあげる。(奈々以外)



「何やねん、急にデカい声だして……って、あぁっ!!」

「何? え、ちょ、何ごと?」


1人だけついていけない佐伯くんが、私とその人の間で1人オロオロしている。



「えと、君、あの、こないだの、お墓の人……?」


恐る恐る、
私はその人に尋ねる。



「せやせや!! あんたアレやろ! 水道ンとこでむっちゃテンパってたやつ!!」



その人も思った事は同じだったようで、
私に指を指しながら大声で言う。