桜花火


そしてそのまま声の降ってきた方を見上げる。


「さ、佐伯くん……」


そこにいたのは
太陽よりも元気なんじゃないか、というほど
明るい笑顔の佐伯くんがいた。


佐伯くんは「よっ!!」と右手を上げた。



相変わらずのイケメン&爽やかっぷりに
カワタニ、脱帽です。


「あんた達もここで食べてんの?」


今の佐伯くんの登場にも1ミリも動じず、
普通にお弁当を食べながら聞く奈々。


そっちにもある意味関心しながら、
奈々のその言葉に1つの疑問が浮かぶ。



「え? あんた達って、佐伯くん1人しかいないじゃん」


奈々はまたまた表情も変えず、

「後ろにあと1人いる」

と、顎をクイッと前に出して佐伯くんの方を差した。


すると、佐伯くんの後ろからニョキッと誰かが現れた。