「別に…死にたかったわけじゃない… ただ、私を呼んでたから…行こうとしてただけ…」 「呼んでた?」 「……」 「はぁ~お前、意味分かんないこと言うな…俺には理解出来ねぇや!!」 「…別に、誰かに理解してもらおうなんて、思ってない」 「っ!!」 冷たい表情でそう言う翼に、海翔は言葉を詰まらせ…困惑した表情で翼を見つめた。 翼は虚ろな目で海翔を見つめ返すだけ。