「…困る」 自分で口に出したけど、自分は一体何に困っているのか… 「…今日、おかしい」 きっと今日の自分はどこかおかしいのだと、そう思うことにした。 私は人と関わってはいけない。 私は人を不幸にする。 それを忘れてはいけない。 「…久しぶりに人と話したから」 だから、気になってしまったんだと… そう思うしかない。 「…私は独り」 広いリビングで小さく呟いた。