そこに… 「ち~す」 「ねみ~」 と口々に言いながら、数人の男が入ってきた。 「あれ?海翔何してんの?」 「…別にっ」 「ありゃ…この人ご機嫌ナナメだわ」 「うるせぇ」 「きゃ~怖い怖い」 わいわい騒ぎながら海翔の前にあるソファーに腰を降ろす。 「うちのボスはすぐにキレるんだから」 全く困った様子もなく、文句を言う男達。 「昴、陽、彼方、探して欲しいヤツがいる」