それから、
ハッと我にもどると…

瞳いっぱいにためていた
涙を流しながら、
まっすぐ俺を捕らえている瞳。

もちろん、彼女の
方が背が低いから自然と
上目遣いになる。


他の女達がする
獲物をおびき寄せる様な
作られたものじゃなく

必死に怖いのを
隠し、助けて…。と
目で強く訴えかけてるその瞳に
俺は、ドキッと
胸がなる。