クスクスと笑いながら部屋の中に入って行く。 「お前も入れ」 「あ、ありがとうございます」 とりあえず靴を脱いで中に入った。 畳は今とあまり変わりがないみたい。 居心地はあまり悪くない。 「おっと、俺の名前、まだ言ってなかったな。俺の名前は豊岡左吉」 「あたしは王麗未華です」 「は?お前やっぱり南蛮人か!?」 「え?何で?」 「だってお前の名前、どう考えたっておかしいだろ?」