「さん..王麗さんっ!!」 大きな声で呼ばれてはっと目を開く。 すぐ近くにあるのは拓登の顔で。 あたしは少しほっとして立ちあがった。 「もしかして..」 その続きが分かってるように拓登は一度頷いた。 「着いたよ、江戸時代に」