拓登に連れられて来たのは、地下室だった。 広い屋敷にも関わらず地下室まであるなんて。 「これだよ」 部屋に通されて部屋の電気を付けると、そこには大きな機械があった。 真っ黒い機械にはモニターと数字を入力する場所がある。そして赤い大きなボタン。 不思議そうに拓登を見上げる。 「これ、何?」 「タイムマシンだよ」 タイム..マシン...? そんなものが現実に存在するなんて.. 「父さんが残してくれたんだ」