拓登なら何とかしてくれる、そう思って勇気を振り絞ってここまできたのに。 それなのに..何も解決出来ないなんて 「王麗、さん..?」 「あ、たしはこの手紙を届けたいの!!待ってるかもしれない人がいるかもしれないじゃない!」 「それは..でも江戸時代の人に届けるなんて不可能..」 そこまで言った拓登の口が止まった。 「..あった」 「え?」 「行く方法が一つだけあるんだ」 どういう..事?